社内キャリア面談の質問例8選!本音を引き出すコツやフォローアップを解説

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社内キャリア面談で何を話せばよいか悩んでいる方に向けて、質問例を解説します。社員の本音を引き出す社内キャリア面談のコツやフォローアップもまとめているので、効果的な質問を検討中の方はぜひ参考にしてください。

社内キャリア面談は社員の主体的な成長を促し、組織の生産性向上につながります。しかし、社員にどのような質問をするべきか悩む方も多いでしょう。社員の本音を引き出すためには、事前に質問内容を整理しておくことが大切です。

本記事では、社内キャリア面談の質問例を8つのカテゴリーに分けて解説します。社員の本音を引き出す社内キャリア面談のコツやフォローアップもまとめているので、効果的な質問を検討中の方はぜひ参考にしてください。

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社内キャリア面談で効果的な質問をするには目的の理解が重要

社内キャリア面談の目的は、上司が社員との対話を通じて、一人ひとりの自律的な成長とキャリア実現を支援することです。効果的な質問により、社員が抱える不安や悩みを早期に解消できるため、上司は適切な配置や育成計画を立てやすくなります。

社内キャリア面談では社員一人ひとりに適した育成計画や研修を提供できるため、定着率向上やモチベーションアップにも寄与します。したがって、キャリア面談は組織と社員のミスマッチを解消し、適切な施策を検討する上で重要です。

曖昧なまま進めるのではなく、社員の本音を引き出せる質問を事前に検討する必要があります。

社内キャリア面談で使える質問例8選

社内キャリア面談で社員の本音を引き出すためには、事前に質問内容をまとめておくことが重要です。

ここでは、社内キャリア面談で使える質問例を8つのカテゴリーに分けて紹介します。どのような質問をすべきかお悩みの方は、参考にしてください。

業務の満足度に関する質問

社員の自律的な成長とキャリアの実現をサポートするためには、業務満足度の把握が大切です。モチベーション管理やエンゲージメントの把握は、社員の離職防止や生産性向上に欠かせません。

業務の満足度に関する質問例は、以下の通りです。

  • 業務に対しての満足度はどのくらいですか
  • どのような点でやりがいを感じていますか
  • 業務の中でモチベーションが上がる、もしくは下がるときはどのようなときですか
  • 現在の業務で自分の強みを活かせていると感じますか
  • 業務に対する意欲は入社当初と比べて変化していますか

業務の満足度を質問する際は、社員が業務に対してどう思っているのか、どのような点に価値を置いているのか理解できるよう、感情に寄り添いましょう。

成長実感に関する質問

自己成長に関する質問では、適切なフィードバックや支援を検討できます。自身の成長を実感することは、モチベーションを維持し、次なる目標を設定する上で重要です。

成長実感に関する質問例は、以下の通りです。

  • 業務を進めていく上で、成長を感じた出来事はありますか
  • 現在の業務を通じて、どのようなスキルが身についていると感じますか
  • 自身で乗り越えた課題はありますか
  • 成長のために必要だと感じていることはありますか
  • 成長を実感できない場合、どのような原因が考えられますか

成功体験や前向きな変化に焦点を当てた質問を行い、ポジティブな対話を促すことで社員のモチベーション向上が期待できます。

キャリア志向に関する質問

キャリア志向に関する質問は、中長期的なプランを一緒に描く上で重要です。また、育成方針や人材配置を検討する際にも効果的です。

キャリア志向に関する質問には、次の例が挙げられます。

  • 今後挑戦したい業務や部署はありますか
  • キャリアを考える上で、大切にしている価値観は何ですか
  • マネジメントやスペシャリストなど、将来どのような役割を担っていきたいですか
  • 理想のキャリアを実現するためには、どのような経験が必要だと感じますか
  • 3~5年後の理想のビジョンを教えてください

話すことがないと回答する社員には、「上司から言われて印象に残っていることはありますか」など、方向性を探る問いかけが効果的です。

キャリア形成を進める上での課題に関する質問

キャリア面談ではキャリア形成を進める上で、どのような不安や悩みを抱えているのか把握できる質問が効果的です。キャリアに関する不安や悩みの把握により、適切なサポートを検討できます。

キャリア形成を進める上での課題に関する質問は、以下の通りです。

  • キャリアを実現するために課題だと感じていることはありますか
  • 今後のキャリアを考える上で、不安に感じていることはありますか
  • キャリア形成を進めるにあたってスキルや経験で不足していると感じる部分はありますか
  • どのような支援があればキャリア形成を進めやすいと感じますか
  • 現在の環境で改善したい点はありますか

質問はネガティブな内容だけで終わらせず、解決策を一緒に深掘りすることで具体的な支援策につなげられます。

働き方や職場環境の満足度に関する質問

働き方や職場環境に関する満足度は、社員のエンゲージメント向上に寄与します。質問する際は業務量やワークライフバランスなど、具体的な状況を問いかけることがポイントです。

働き方や職場環境の満足度に関する質問には、次の例が挙げられます。

  • 現在の働き方でどのような点に満足していますか
  • 働きやすさで改善してほしい点はありますか
  • ワークライフバランスは取れていると感じますか
  • 業務量の負担が大きいと感じることはありますか
  • 福利厚生や制度について満足していますか

質問では不満だけでなく、社員が働きやすいと感じる理想の環境について尋ねると、具体的な改善案を検討できます。

上司やチームとの関係性に関する質問

上司やチームとの関係性については、人材の定着率向上を図る上で重要です。1対1だからこそ本音を引き出しやすいため、キャリア面談の際は質問してみましょう。

上司やチームとの関係性に関する質問例は、以下の通りです。

  • チーム内で円滑なコミュニケーションがとれていると感じていますか
  • チームの雰囲気について、どのように感じていますか
  • チームの成果を上げるために、上司や同僚に対してこうしてほしいと感じることはありますか
  • チームの連携において、改善すべき点はありますか
  • 困ったときは上司やチーム内の社員に相談できますか

質問する際は言いづらくならないよう、雰囲気作りと言い回しに配慮する必要があります。

企業への意見や要望に関する質問

企業全体に対する意見や要望は、エンゲージメントを把握する上で重要な質問です。職場環境を整える上でも、率直な回答を得られるような質問をするのが効果的です。

企業全体に対する意見や要望については、次の質問例があります。

  • 自社で働くにあたって、どのような点に魅力を感じますか
  • 会社の方向性に対して、どのように思っていますか
  • 会社の制度や仕組みで改善すべき点はありますか
  • 会社で導入すべき制度や取り組みはありますか
  • 会社に対して期待することはありますか

質問では、率直な意見を述べてもらえるよう否定せず受け止める姿勢を意識しましょう。

アイスブレイクに使える質問

キャリア面談では話しやすい雰囲気づくりが欠かせないため、アイスブレイクを取り入れることが大切です。アイスブレイクによって、空気を和ませて社員の緊張をほぐす効果が期待できます。

特にキャリア面談では、身構えてしまう社員もいるため、冒頭に取り入れるのがおすすめです。

アイスブレイクに使える質問例は、以下の通りです。

  • 連休にどこか出かける予定はありますか
  • 週末は何をしていましたか
  • 最近ハマっていることはありますか
  • 最近嬉しかったことは何ですか
  • 最近気になるニュースはありますか

質問だけでなく、「今日は寒いですね」など天気について触れるのも、アイスブレイクとして効果的です。ただし、プライベートに踏み込みすぎてハラスメントと受け取られないよう注意が必要です。

質問から本音を引き出す社内キャリア面談のコツ

キャリア面談では、本音を引き出せるよう事前準備や質問の仕方を押さえておくことが大切です。

ここでは、質問から本音を引き出す社内キャリア面談のコツを解説します。

個々の評価・実績を把握しておく

キャリア面談を実施する前に、個々の評価や実績を把握しておきましょう。社員一人ひとりの評価や実績を理解しておくことで、表面的なヒアリングではなく、具体性のある対話につながります。

また、把握ができていなければ、適切な質問ができない上に「自分のことを知らないんだ」と感じさせ、本音を引き出せない可能性があります。

キャリア面談前には、各社員の以下の点をチェックしましょう。

  • 業務実績
  • 人事評価
  • 取り組んできたプロジェクト

社員が安心して話せるようにするためには、事前準備の徹底が重要です。

キャリアシートを事前に記入してもらう

キャリア面談で効果的な質問をするためには、キャリアシートを活用しましょう。キャリアシートとは、キャリア形成を支援するツールで、強みや価値観、興味などを記載します。

事前に記入してもらうことで、適切な質問を選定しやすい上に、より深い質問やフィードバックが可能になる点がメリットです。また、社員が事前に自身の強みや課題などを整理しておけるため、「何も話すことがない」といった回答の回避につながります。

キャリア面談で話題に困らないための実践的な質問例について知りたい方は、こちらの記事をあわせて参考にしてください。

関連記事:キャリア面談 話すこと ない(3月執筆分)

オープンクエスチョンを使って質問する

キャリア面談で本音を引き出すためには、「はい」「いいえ」では回答できないオープンクエスチョンを使った質問が効果的です。オープンクエスチョンでは社員が自由に回答できるため、多くの情報を引き出せます。

ただし、終始オープンクエスチョンを使っていると、社員が尋問されているように感じる場合があります。コミュニケーションを円滑に進めるためには、「はい」「いいえ」で回答できるクローズドクエスチョンからはじめて、オープンクエスチョンにつなげましょう。

共感を示しながら話を聞く

キャリア面談において、上司には傾聴力が求められます。うなずいたり相づちを入れたりして共感を示すことで、社員は心理的安全性を確保しやすくなるためです。

気持ちに寄り添う姿勢を見せると、安心感が生まれスムーズな対話につながります。実際には異なる意見だったとしても否定せず、「そのような意見をお持ちなのですね」といった言葉を返し、共感を示しながら話を聞くことが大切です。

沈黙しても急かさず相手が考える時間を設ける

キャリア面談で質問した際、社員が沈黙しても上司は口を出さず、回答を待ちましょう。社員の中には、回答が思い浮かばず沈黙してしまう場合があります。

沈黙が続くからといって、質問を変えたり問いかけたりといった行動は避けるべきです。社員は質問内容に対して自分の内面と向き合い、率直な回答を考えているため、表情やしぐさを見守ることがポイントです。

社内キャリア面談の質問内容を活かすフォローアップ

社内キャリア面談は実施して終わらせるのではなく、質問内容を活かすフォローアップが重要です。

ここでは、社内キャリア面談後のフォローアップを3つ解説します。適切なフォローアップを行いたい方は、参考にしてください。

キャリア面談後はフィードバックをする

フィードバックでは社員の成長促進だけでなく、組織全体のパフォーマンス向上が期待できます。話した内容をきちんと受け止められていると社員が実感できるため、キャリア自律向上にも寄与します。

フィードバックを行う際は、社員への課題やアクションプランなどを提示し、成長意欲を高められるよう次回の面談についても決めておくことが効果的です。次回の面談までに何をどこまで実施するのか決めておくと、モチベーションアップが期待できます。何をどこまで実施するか決める際は、社員に考えてもらうと自律性を育めます。

具体的なサポートを検討する

キャリア面談後は社員の回答をもとに、支援策や施策を検討しましょう。社員の話を聞いて終わるのではなく、行動計画までつなげることが大切です。

例えば、社員が「〇〇の業務に興味がある」と回答を得た場合は、研修を実施したり、配置転換を提案したりといった施策を検討できます。社員のキャリア自律を促すためには、キャリア面談の質問から適性を理解し、適切なサポートを提案してやりがいや意欲の向上を図ることが重要です。

キャリア面談を定期的に実施する

キャリア面談を定期的に実施して進捗を確認することで、上司は社員に適切かつ段階的な支援を行いやすくなります。また、定期的なキャリア面談では不満や不安を早期に把握できるため、深刻化する前に対処が可能となり、離職防止につながります。

キャリア面談を実施すべき頻度は、目的によってさまざまです。例えば、関係性を構築したい場合は、週1回など短いスパンで行うほうが効果を得やすいといえます。

業務状況の確認や課題の把握は、月1回や四半期ごとに行うのが一般的です。どのような目的でキャリア面談を実施するのか明確にした上で、適切な頻度を設定しましょう。サポート体制を整えておくと、社員のエンゲージメント向上が期待できます。

まとめ

社内キャリア面談では、社員の本音を引き出せるよう適切な質問をすることが大切です。効果的な質問により、社員のエンゲージメントを高め、キャリア自律を促せます。

質問から本音を引き出すためには、事前準備を徹底し、共感を示しながら安心して話せる雰囲気作りが重要です。質問例を参考にして、キャリア面談で社員の本音を引き出し組織の活性化を図りましょう。

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執筆者

松本 悠幹

山梨県出身。山梨でコミュニティカフェを経営後、人材組織開発コンサルティング会社に入社。 スタートアップから大手企業の若手・中堅向けリーダーシップ開発や組織の対話風土改革に尽力した後、新規事業開発部にて事業開発マネジャー、営業マネジャーを兼任。 自社内の事業構造改革から営業戦略・マーケティング戦略まで広く携わり、その知見を人材・組織開発へ転用することを得意としている。 モットーは、「本来の力が発揮できる対話力と環境づくりを引き出す」

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