診断データからわかるキャリア自律の穴
VUCA時代において、従業員のキャリア自律は組織の競争力を左右する重要な要素となっています。
弊社が実施した「My Inc.診断」(約500名のキャリア診断)から、以下のような課題が明らかになっています。
- 約60%のビジネスパーソンが将来のキャリアビジョンを明確に描けていない
- キャリア投資のための計画的な貯蓄・投資を行っているのはわずか30%
- 自己ブランディングや強みの言語化に自信がある人は半数以下
- 学習意欲は高いものの(継続的な学習行動がある人は52%)、その成果を自らのキャリア戦略に活かせていない
これらは「会社任せのキャリア形成」という従来型の考え方から脱却できていない状況を示しています。
一方で、学習意欲の高さは個人が主体的にキャリアをデザインし直せる大きなポテンシャルの存在も示唆しています。
本セミナー内容
本セミナーでは、460名分の診断データから見えてきた「キャリア自律」の現状と課題を紐解き、組織として実施すべき支援施策と、現場でのキャリア対話を活性化させる具体的な方法をお伝えします。
- データ分析から見える年代・職種別キャリア自律の実態
20代・30代・40代それぞれの特徴的な傾向と課題、営業職・企画職・エンジニア・バックオフィスなど職種別の強みと弱み、年代×職種のクロス分析から見えてくる「自分経営力」を高めるためのアプローチ
- キャリア自律を加速させる組織施策のデザイン
内省と戦略策定の仕組み化、ブランディング力強化プログラム、ファイナンシャルプラン研修、メンター制度など、診断データに基づく効果的な支援施策の設計と導入方法
- 現場で実践するキャリア対話の技術
定期的なキャリア面談の実施方法、強みの発見と発信を促す質問技法、多様なキャリアパスの示し方、学習コミュニティの形成など、日常的な対話を通じた自律支援の実践アプローチ
こんな方におすすめ
- 従業員のキャリア自律を促進し、エンゲージメントと生産性向上を目指す経営者・人事担当者
- チームメンバーの主体的なキャリア形成を支援したいマネジャー・リーダー
- 組織全体に「自分経営」の文化を根付かせるための具体的施策を知りたい方
本セミナーのポイント
- 実データに基づく「キャリア自律」の現状把握と効果的な支援施策の設計ノウハウ
- 個人の「自分経営力」を高める具体的な対話技術と組織的アプローチ法
- 学習意欲を「キャリア戦略」に結びつける実践的フレームワーク
変化の激しいVUCA時代に必要な「キャリア自律」を組織全体で加速させるための知見と実践方法を学びませんか?
データから明らかになった課題を踏まえ、個人と組織が互いに作用しあう形でキャリア開発を促進する方法をお伝えします。
講師プロフィール
外資系小売業、大手学習塾、リクルート、リ・カレント株式会社を経て現職。
対話の能力開発に特化した、企業研修ファシリテーター兼プロアスリートのコーチ。人や組織が“あきらめる”メカニズムを探求し、人と組織が「本来の力を思いのままに」することを事業ビジョンに約500社の人材・組織開発案件に携わる。事業と人材組織課題を簡潔に可視化し、参加者の目線や言葉尻から潜在的なリスクやメリットをフィードバックする、即興的なファシリテーション技術を得意とする。