データで明らかになった、「話せば話すほど」主体性が下がるジレンマ

対話の形骸化が広げる組織の「静かな諦め」とは

日時
2026年2月20日(金) 13:00〜14:00
開催場所
Zoomウェビナー
対象者
「働きやすさ」は整えたが、「働きがい」の向上につながっていないと感じる人事担当者様
講師
堀井 悠

働きやすくなった。なのに、働きがいが見えなくなった

「働きやすさは整えた。でも、働きがいが失われている気がする」 
「若手は穏やかに働いている。でも本音が見えない。そして突然辞めていく」
 「心理的安全性は高まった。でも、いつの間にか厳しいことを言えない組織になった」

悪くはない。でも、良くもない。明確な問題があるわけではないのに、組織のどこかに停滞感が漂っている。
もしそう感じているなら、その正体は社員の中に広がる「静かな諦め」かもしれません。

不満を口にするわけではない。離職するわけでもない。ただ、仕事に期待しなくなり、言われたこと以上をやらなくなっていく。これが、組織に広がる「静かな諦め」の正体です。

その原因はどこにあるのか。アンドアの2,000人調査では、約8割が対話を必要と感じています。対話への期待はある。それでも満足している人は4割に満たない。対話を求めているのに、その中身が期待に応えられていない。この状態こそが、「対話の形骸化」です。

真面目な組織・マネジャーほど陥りやすい、対話の落とし穴

1on1を制度化し、心理的安全性に取り組み、面談の機会も増やしてきた。真面目に施策を積み重ねてきた組織ほど、気づきにくい落とし穴があります。

それが、「実行なき対話」「対話なき実行」という2つのパターンです。


「実行なき対話」は、話し合いはするが、決まったことが実行されない状態です。調査でも、対話への不満の第1位は「話し合っても結果が実行されない」でした。目標設定面談やキャリア面談が「年中行事」になり、話した内容は次の面談まで放置される。その繰り返しが、「話しても無駄だ」という徒労感を生んでいます。


「対話なき実行」は、メンバー・上司の納得がないまま、タスクだけが降りてくる状態です。同調査で対話を不要と感じる理由の第1位は「結局上司が決める」でした。対話の場はあるのに、自分の意見は反映されない。「どうせ決まっているなら、言っても仕方ない」と、社員は口を閉ざしていきます。

管理職もまた、被害者かもしれません。プレイングマネージャーとして自身の業務を抱えながら、部下一人ひとりとの対話時間を捻出する。余裕のない中で行われる対話が、形だけのものになっていく。手を抜いているのではない。真面目に向き合おうとしているからこそ、この構造の中で疲弊してしまうのです。

回数ではなく「質」を変える

本セミナーでは、アンドアの最新調査「対話白書」のデータをもとに、対話の形骸化が起きる構造と、そこから抜け出す実践的なアプローチを解説します。

調査で明らかになったのは、対話の質がエンゲージメントに与える影響は、量の約2.4倍であるという事実です。回数を増やすことではなく、一回一回の対話の「質」を変えることが、形骸化を突破する鍵になります。

セミナーでは以下のポイントをお伝えします。

  • 「実行なき対話」と「対話なき実行」が生まれる構造的な原因と、心理的安全性だけでは解決しない理由
  • 対話の「質」を構成する要素の可視化と、自社の現在地を把握する視点
  • 忙しい管理職でも実践できる、対話の質を高める具体的なステップ

「もっと回数を増やさなければ」というプレッシャーから離れ、限られた対話の機会を成果につなげるアプローチをお持ち帰りいただけます。

こんな課題をお持ちの方におすすめです

  • 「働きやすさ」は整えたが、「働きがい」の向上につながっていないと感じる人事担当者
  • 心理的安全性への取り組みは進めたが、率直なフィードバックができない組織になったと感じる方
  • 目標設定面談やキャリア面談が形骸化し、社員が真剣に向き合わなくなっている方
  • 管理職の対話の質に部署間のばらつきがあり、底上げの方法を探している方
  • 若手の「静かな退職」を防ぎ、主体的な行動を引き出したい方

「静かな諦め」を断ち切る一歩へ

「話しても無駄だ」という空気は、対話の「質」が変わった瞬間に変わり始めます。形骸化した対話を、納得と実行が生まれる対話へ。その転換のヒントを、本セミナーでお持ち帰りください。

講師プロフィール

堀井悠
アンドア株式会社
代表取締役社長
堀井 悠
外資系小売業、大手学習塾、リクルート、リ・カレント株式会社を経て現職。
対話の能力開発に特化した、企業研修ファシリテーター兼プロアスリートのコーチ。人や組織が“あきらめる”メカニズムを探求し、人と組織が「本来の力を思いのままに」することを事業ビジョンに約500社の人材・組織開発案件に携わる。事業と人材組織課題を簡潔に可視化し、参加者の目線や言葉尻から潜在的なリスクやメリットをフィードバックする、即興的なファシリテーション技術を得意とする。
アンドア株式会社
取締役
松本 悠幹
山梨県出身。山梨でコミュニティカフェを経営後、人材組織開発コンサルティング会社に入社。
スタートアップから大手企業の若手・中堅向けリーダーシップ開発や組織の対話風土改革に尽力した後、新規事業開発部にて事業開発マネジャー、営業マネジャーを兼任。
自社内の事業構造改革から営業戦略・マーケティング戦略まで広く携わり、その知見を人材・組織開発へ転用することを得意としている。

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