画像右から、名古屋電機工業株式会社 経営管理本部 人事部 石川様、戸松様、森島様
名古屋電機工業株式会社で人事制度改革を推進されている戸松様・森島様、そして研修を受講された石川様をお迎えし、弊社代表の堀井が、今回の取り組みについてお話を伺います。
同社は1966年に日本初の道路情報板を開発して以来、高速道路をはじめとする道路情報システムにおいてトップシェアを誇り、国土交通省やNEXCO様を顧客に持つ社会インフラ企業です。
今回、「NEW WAY(ニューウェイ)」という理念のもと、評価制度の刷新と管理職向けの評価者研修に取り組まれました。「挑戦」を掛け声で終わらせず、日々の対話と評価の中に落とし込むという、同社の本気の変革についてお聞きします。
堀井: 名古屋電機工業さんは大変ユニークな商材を扱っていらっしゃいますが、社員の皆さんはどのようなところに誇りを感じているのでしょうか?
石川様: やはり、自分たちが携わった製品が道路上に「形として残る」というところですね。情報板は10年、20年と長く使われるものなので、それがやりがいにつながっていると思います。あとは、製品の品質や現場の施工に対するこだわりは、どの部署でも強く持っている社員が多いです。
堀井: まさに社会インフラを支えているという実感が、仕事への誇りになっているのですね。

堀井: そうした品質へのこだわりがある中で、今回あえて評価制度を変え、さらに対話の質にまで踏み込みました。その背景を教えていただけますか?
戸松様: 弊社の現状としては、道路がこれから日本でどんどん増えていくものではないという中で、新しいことに挑戦していかなければならないという課題があります。これが「NEW WAY」という理念にもつながっています。
ただ、日頃の業務がある中で「挑戦してください」「チャレンジしてください」と言っているだけでは、なかなか一歩を踏み出すのは難しい。実際、「挑戦」というワードは社長からもう何年も前から出ているのですが、現場の具体的な行動にはなかなか落ちてこなかったんです。
戸松様: そこで、評価制度を変えて「挑戦した人を応援する」形にしようと考えました。大きな成果が出れば当然評価されますが、成果が出るところまで行くのはハードルが高い。だからこそ、日々の上司との対話の中で、小さなチャレンジを積み重ねてもらい、上司がそれをちゃんと受け取って評価に反映していく。それが皆さんの応援になるのではないかと思い、制度の改革に踏み切りました。
堀井: 「小さな挑戦をしっかり見て、応援する」。制度を変えるだけでなく、上司と部下の対話の質を上げることにも同時に取り組まれたのは、まさにその想いがあったからなのですね。
堀井: 石川様は実際に評価者研修に参加されましたが、一番印象に残っていることはどんなことですか?
石川様: 仕組みの話はさておき、評価をするためには相手のことを本当にきちんと理解しなければいけないんだなと、改めて思い知らされた研修でした。部下のパーソナリティや、どんなこだわりを持って仕事をしているのか、どんな背景があるのか。そういった個人を知る機会をもっと増やしていかなければいけないと感じましたし、忙しさを言い訳にしてはいけないなと思いました。

堀井: 事務局として研修をご覧になっていて、何か気づいたことはありましたか?
森島様: 管理職の皆さんが忙しいのは重々承知していましたが、研修の中でアンドアさんから「毎月の行動をちゃんと見ていますか?何を根拠に評価をつけていますか?」とご指摘いただいたことで、皆さんの評価に対する意識の矢印が自分自身に向いたのが見えました。受講者の皆さんが自分を振り返る姿がはっきり見えて、大きな変化の始まりを感じた瞬間でした。
堀井: やはり変えられるのは自分自身しかないですからね。マネージャーの皆さんにそれが響いたというのは、非常に大きな一歩だと思います。
堀井: 最後に、この変化が続いていくと、名古屋電機工業さんはどのような会社になっていると思いますか?皆さんのビジョンをお聞かせください。
戸松様: 弊社は社会に貢献している会社だと思っています。例えば大雨で道路が冠水したとき、弊社の製品がちゃんと動いたことで救われた人命もありました。今回の「チャレンジ」を通じて、その貢献の幅をもっと広げていきたい。もっと気軽にアイデアを出し合えて、フットワーク軽く動ける風土になったら、もっとワクワクする会社になると思っています。
森島様: 道路に自社の製品がついているのを見ると、やはり嬉しいんです。小さなチャレンジが大きなチャレンジにつながって、道路情報板という製品以外の分野にも幅を広げていけたら。「あれも実は私たちが支えているんだ」と言える未来が来たら、すごく楽しみです。
石川様: そもそも今回の改革を始めたのは、良くも悪くも保守的で変わりたがらないところを変えていこうというところからでした。会社全体として一定のところに立ち止まらず、挑戦していける姿勢が出てくるようになれば、成功なんじゃないかなと思います。
堀井: その一歩に向けて、評価と対話を変えようという人事部の大きなチャレンジが、今着実に実を結び始めているのですね。引き続き伴走させていただきたいと思います。本日はありがとうございました。

今回の取り組みは、「挑戦を掛け声で終わらせない」ために、評価制度と対話の質を同時に変えるという挑戦でした。
研修を通じて管理職の皆様が「自分は部下のことをちゃんと見られているか」と自己に矢印を向け、評価する側の意識が変わり始めたことは、組織全体の変化への大きな起点となっています。
「挑戦」というメッセージが現場に届かない、評価の根拠があいまいになってしまっている。
こうした課題を感じている企業の皆様にとって、名古屋電機工業様のお話しは一つのヒントになるのではないでしょうか。
弊社は、貴社の課題に合わせてカスタマイズしたサービスをご用意いたします。 まずはお気軽にお問い合わせ・資料請求をお願いいたします。
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