〜思考停止を防ぎ、判断軸を育てる「意味共創型OJT」の実践〜
顧客との議事録をAIに読み込ませ、涼しい顔で「80点の提案資料」を作ってくる新人。OJT担当者が中身を確認しても、破綻はない。構成も整っている。けれど「なぜこの構成にしたの?」と聞くと、返ってくるのは「AIが出したものなので、あとは先輩と一緒に直せばいいかなと思って」という言葉です。自分なりの意見も、深い理解もない。新人がAIの「単なる承認者」に成り下がっている。こうした光景が、現場で広がり始めています。
厄介なのは、AIのアウトプットがそれなりに整理されていることです。従来の赤ペン指導で表面的な修正点を伝えることはできても、新人の思考力やスタンスは育ちません。さらに深刻なのは、先輩と話しても新たな視点や気づきが得られないOJTが続くと、新人が「別に先輩に見せなくてもいい」「先輩と話しても得るものがない」と感じ始めることです。そうなれば、育成の回路そのものが断たれてしまいます。
だからこそ、AI時代のOJTは成果物の添削から、新人の判断軸と考え方を育てる対話へ重心を移す必要があります。「なぜこの仕事をやるのか」「自分はどう判断したのか」。こうした問いは、先輩との対話の中でこそ生まれます。この実感を新人に持たせられるかどうかが、これからのOJTの生命線です。
本セミナーでは、「教える(Teach)」型から「判断軸を育てる(Quest)」型へのOJT転換と、OJT担当者に展開できる3つの対話フレームをご紹介します。
これらは単なるティーチングやコーチングの技術ではなく、新人のスタンスに入り込み、思考と判断を引き出す対話の技術です。そしてこの対話をOJT担当者が実践するには、トレーニングの機会と現場で活用する仕組みをOJT育成の中に組み込むことが欠かせません。セミナーでは、その設計の考え方も合わせてお伝えします。
AIが正解を出す時代だからこそ、OJTの価値は「教える」から「対話する」に変わります。新人にとって「先輩と話す意味がある」と思えるOJTをどうつくるか。この問いに向き合う人事・育成担当の方のご参加をお待ちしています。
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